総会情報-JOFC in 山形’08(第2回総会)
第2回日本プロオーケストラファンクラブ協議会総会
山形総会
平成20年11月23日(日)
午後2時00分 山形交響楽団第192回定期演奏会鑑賞(山形テルサホール)
指揮/飯森 範親(山形交響楽団音楽監督)
ワーグナー/歌劇「さまよえるオランダ人」序曲
ベートーヴェン/ヴァイオリン協奏曲ニ長調作品61
シューマン/交響曲第2番ハ長調作品61
ヴァイオリン/神尾真由子
午後5時00分 総 会 山形国際ホテル3階「富士」の間
午後6時30分 懇親会 山形国際ホテル3階「富士」の間
平成20年9月9日付で各ファンクラブに発信された「第2回日本プロオーケストラファンクラブ協議会総会開催案内」から3ヶ月余、第2回総会は、11月23日(日)、昼ごろまで残っていた小雨も上がって、山形テルサホールで山響の定期演奏会を堪能し、会場を山形国際ホテルに移して定刻から15分ほど遅れて総会開催となり、会長、主催者の挨拶に続き山響音楽監督飯森範親氏の基調講演となった。講演の中で話された「オーケストラはサービス業」が印象に残りました。続いて各クラブの活動報告に移り、最後にこれからの活動指針となる山形宣言を採択して定刻を10分ほど送れて閉会した。
その後、同じ階の懇親会場に場所を移して懇親会を開催、各クラブの参加者に飯森山響音楽監督はじめ多くの山響楽団員、関係者が出席、山響楽団員有志による管楽器の演奏もあり、楽しく各クラブの懇親を深められた時間でした。
日本プロオーケストラファンクラブ協議会総会山形総会(総会開催関係資料)
1.日 時:平成20年11月23日(日)午後5時15分~午後6時40分
2.場 所:山形国際ホテル3階「富士」の間
3.参加者・参加団体(敬称略、以下同様)
JOFC団体 札響くらぶ
仙台フィルハーモニークラブ
群響を応援する県民の会(群響ファンズ)
名フィルファンクラブ
石川県立音楽堂「楽友会」
広響フレンズ
山響ファンクラブ
来 賓 椎名 眞一(アフィニス文化財団専務理事)
三宅 高子(山形交響楽協会理事長)
堀田 稔(山形交響楽協会専務理事)
秋葉 政弘(山形交響楽協会事務局長)
飯森 範親(山響音楽監督)
高木 和弘(山響特別主席コンサートマスター)
報道関係 北海道新聞社
中国新聞社
山形新聞社
4.総会式次第
開会の辞 ------------------------------------------------------ 司会 木村 斉
御挨拶 ----------------------------------------------- JOFC会長 上田 文雄
挨拶 --------------------------------------------- 山響ファンクラブ会長 加藤 聡
基調講演 ----------------------------------- 山形交響楽団音楽監督 飯森 範親 様
活動報告
まとめ
閉会の辞(司会)
JOFC会長 上田 文雄 | 山響ファンクラブ会長 加藤 聡 | 山形交響楽団音楽監督 飯森 範親 |
5.概要
日本プロオーケストラファンクラブ協議会会長の上田文雄の挨拶、山響ファンクラブ会長の加藤聡による歓迎の挨拶、さらに山形交響楽団音楽監督の飯森範親の基調講演の後、各団体の活動報告を行った。最後に、活動指針と次回開催地についての提案があり賛同をいただいた。
6.各団体の活動報告要約
(1) 札響くらぶ(事務局長 武藤義典)※詳細は当日の報告資料参照
1999年に始めた札響くらぶコンサートは、札幌市内の小学6年生の演奏会への招待という当初の目的達成や札響の財政難の表面化などにより、2005年の第7回をもって一旦中断していたが、演奏会の対象をこれまでの青少年から団塊の世代の大人を対象にしたものに転換することで、2009年から復活することになった。その他「札響楽譜支援金制度(50万円)」「楽員コンサートの支援活動」にも力を入れている。また、練習見学会については、札響が一般開放を取り止めたことにより札響の協力を得て今年11月から再開することになった。なお、JOFCホームページ充実について、各団体に協力をお願いした。
(2) 札幌アートステージ(実行委員長 竹津宣男)【札響くらぶの関連報告】
※詳細は当日の報告資料参照
文化の形成・発展によるまちづくりのためにボランティアは何ができるかをさぐり、活動がさらに充実することを目的として、「全国音楽ボランティア札幌フォーラム」を2006年に開催した。これを続けて生きたいので皆様の街でもぜひ立候補していただきたい。
(3) 仙台フィルハーモニークラブ(会長 工藤一郎) ※詳細は当日の報告資料参照本年3月から4月にかけて仙台フィルが実施した“5・5(ゴーゴー)キャンペーン”に協力。5・5(ゴーゴー)とは、定期会員数を両日とも500人計1000人にという目標。SPC独自の取り組みとして、仙台フィル定期演奏会後に「SPC茶話会」を開始した。
(4) 群響ファンズ(事務局次長 横田伸次)
群響を応援する県民の会(群響ファンズ)は半分は楽員、半分は市民の団体。12月のクリスマスパーティと東京公演のバスツアーが事業として定着している。なお、私事ではあるが、今日20年振りに山響の演奏を聴いて感動した。このオーケストラは特色があり、山響の音を持っている。演奏する楽員から、ホール全体から、幸せで楽しげな雰囲気が伝わってきた。
札響くらぶ事務局長 武藤義典 | 仙台フィルハーモニークラブ 会長 工藤一郎 |
群響を応援する県民の会 事務局次長 横田伸二 |
(5) 広響フレンズ(スタッフ代表 谷 邦彦、スタッフ 佐藤幸一)※詳細は当日の報告資料参照
広響フレンズは、1998年、定期演奏会入場者の増加と楽団への支援を強めるため、協会と楽員により設立された。会費年3000円とし、広響主催演奏会の入場料20%割引、機関紙「トレンド広響」の年4回配布、楽団員との交流、指定店舗における割引の特典がある。現在の会員数は600人位。活動は、「総会
及び交流会」が主体であるが、その他に「フレンズ通信」の発行、広響団員関係のコンサート一覧案内チラシをフレンズスタッフが作成して定演時に配布するなどの活動を継続的に行っている。
(6) 石川県立音楽堂「楽友会」(幹事 竹田 浩)※詳細は当日の報告資料参照
オーケストラ・アンサンブル金沢そのものの支援として、定期会員・賛助会員の拡大、楽団員自主企画コンサートの支援、石川県音楽文化振興財団の事業支援として、会員や公共機関宛印刷物の発送、定期公演以外のコンサートでチケットのもぎり、プログラム渡し、場内案内、邦楽ホール、楽屋の世話支援など。自主企画として、ロビーコンサート、プレコンサートの企画、運営、オーケストラ・アンサンブル金沢の国以外のコンサートツアーの企画、募集などのように活動は多岐にわたっている。
(7) 名フィルファンクラブ(代表幹事 石井慎一)
ここ2~3年、活動が停滞している状態だった。9月に機関紙「フォルテ」を久し振りに発行。これを季刊誌として年4回発行できるように頑張りたい。ファンクラブメンバーを対象にした名フィル選抜メンバーによるコンサートを年に2~3回開催している。
広響フレンズ スタッフ代表 谷 邦彦 |
石川県立音楽堂楽友会 幹事 竹田 浩 |
名フィル・ファンクラブ 代表幹事 石井慎一 |
(8) 山響ファンクラブ(事務局長 伊藤真一)※詳細は当日の報告資料参照
山形交響楽団を支援し、多くの人に演奏会に来てもらい、山響をより多くの人に知ってもらおうという設立主旨に添って、会報紙の発行、会員のゲネプロ見学会への参加、ロビー交流会の企画、楽団員との合同芋煮会、合同忘年会などを行っており、楽団員との距離が日本で最も近いプロオーケストラとの評価をいただいている。スポーツ団体(モンテディオ山形、パイオニアレッドウィングス、楽天野球団)との共同主催によるチャリティーイベント(新潟中越地震被災者支援チャリティーイベント、~本田美奈子追悼~白血病撲滅チャリティイベントetc.)を開催している。
7.議事要約
(1) 今後の活動指針について
山響ファンクラブ事務局長の伊藤真一より、今後のJOFC団体の活動指針として下記「山形宣言」の提案があり賛同を得た。
「ファンクラブ活動のベースはボランティアにある。そのボランティア精神に基づき、音楽を聴かせて頂くことに感謝すると共に、ファンクラブ同士で情報交換を行いながら自分たちの活動に誇りと自覚を持って活動することにより、それぞれの地域の音楽文化に貢献して行く。」
(2) 次回の開催地について
次の第3回総会の開催地については、「群響ファンズ」に開催の検討をお願いしていたが、小野善平群響ファンズ会長よりもう少し検討時間をいただきたい旨の要請があり、保留となった。なお、検討いただいた結果、もし無理であれば札響くらぶに時期総会の開催をお願いすることで賛同を得た。
日本プロオーケストラファンクラブ協議会総会山形総会(総会開催関係資料)