会報「札響くらぶ」の発行
左は最初に発行された創刊準備号、右は最初にカラー化された会報
 会報は、札響くらぶ創立の2か月前の1996年(平成8年)6月に創刊準備号として札響友の会の名前で発行したのが始まりで、年4回発行を原則として、編集では札幌交響楽団の演奏会や楽員または会員のリサイタルやアンサンブル情報を中心に読みやすい紙面を心掛けて発行しています。
 その後、2016年7月発行の第75号から念願のカラー化を実現し、ページ数は8ページから16ページとその時々で記事の件数や文字数を調整して発行してきましたが、カラー化以降はおおむね8ページに固定して発行しています。
 また、会報発送時には、札幌交響楽団や楽員・会員が係るコンサート、リサイタルやアンサンブルのフライヤー(チラシ)、札響くらぶからのお知らせ文書などを同封しています。


札響くらぶ総会・運営会議等の開催
 札響くらぶでは、会の運営方針を協議したり、事業などを決定する会議を開いています。
 総会では、決算の認定、予算の決定、活動計画の承認、会則の制定・改正、役員の選任などの議決機関として毎年1回定例総会を開催しています。
 運営会議は運営スタッフで構成されていて、事業の運営方法や実施、総会の議案の審議を行うため、毎月1回開催しています。
 そのほかに、ある事業に特化した委員会を設置して、その事業の運営方法を協議・決定し、実施し、必要な経費の調達や会計処理などを行うこともあります。

札響くらぶホームページ・ドメイン等の運営管理
 ホームページ(HP)は、2003年9月に最初のページが作成され、その後何回かの改編を繰り返し、技術の進歩、流行のレイアウトを取り入れながら作成しています。HPは会員をはじめ札響くらぶのPRの要となっています。
 HP用サーバーは、当初は個人のサーバーを借用していましたが、改編を繰り返していくうちに容量が大幅に増えて対応しきれなくなり、2009年12月にレンタルサーバーに移転・運用し、同時に専用メールも運用しました。会員の方々も運営スタッフになり、専用アドレスをもって活動してみませんか?

札響くらぶサロンの開催
名曲喫茶ウィーンで開催した第1回札響くらぶサロン
 クラシック音楽のことを勉強しようと札響くらぶアカデミーを開催しようと検討を重ね、2013年12月に札響くらぶサロンとして開催することになり、第1回は、今はない名曲喫茶ウィーンを会場として開催しました。その後、札幌市教育文化会館に会場を移した際、札響に新加入した楽員に主に出演依頼してミニコンサートを開催、第1部は定期演奏会の聴きどころなどの講演、第2部はミニコンサート、第3部は交流パーティーの構成が固まり、豊平館に会場を移して年4回開催を目途としています。交流会では参加された方々とクラシック音楽を語り合うこと楽しみの一つとしています。

札幌市内中学校札響定期演奏会招待事業
 この事業は、2011年(平成23年)11月に開催した第9回札響くらぶコンサートに財団法人札幌市職員福厚生会から協賛いただき、それを原資に札幌市内の中高生や留学生を招待したことが契機となり、福利厚生会が社会貢献活動を模索していたなかで生まれたもので、翌2012年(平成24年)度から協賛いただき、音楽活動に携わる中学生に限定して札幌交響楽団の定期演奏会に招待し、第2ファーストコンサートとしての位置づけを目指して「札幌市内中学生札響定期演奏会招待事業」として実施することになり、今年度(2020年(令和2年))で9年目を迎えました。
 今年度は、新型コロナウィルス感染症の影響で、まだ、招待を実現できていませんが、この10月から実施できるようになりました。2019年度末で招待した中学校の数、生徒・引率の数の通算数は、115校3,820名となりました。今では学校、生徒たちからも楽しみにしている、との声をいただいています。

JOFC総会の主催、総会等参加ツアーの企画・催行
中島スポーツセンターで開催した平成27年度総会
 日本プロオーケストラファンクラブ協議会(JOFC)は、札響くらぶが2005年(平成17年)8月に山形市にて提唱し、2006年(平成18年)8月に札幌で設立総会を開催して設立され、総会は会員クラブの持ち回りで開催し、問題点や先進事例を話し合ったり、各地方オーケストラの演奏を楽しみにしたり、各地方オーケストラの演奏を楽しみにしたり、問題点や先進事例を話し合ったり、地方オーケストラの発展に寄与しています。
 第1回総会は2007年(平成19年)9月に仙台市で開催され、札響くらぶは毎年総会に参加するツアーを企画・参加していてます。
 現在の会員クラブは、札響くらぶ、仙台フィルハーモニークラブ、山響ファンクラブ、群響ファンズ(群響を応援する県民の会)、石川県立音楽堂楽友会、名フィル・ファンクラブ、広響フレンズ、九響倶楽部の8団体に、オブザーバーとして都響倶楽部、NPO法人オーケストラ創造(熊本市)の2団体を加え、10団体となっています。

札響くらぶコンサートの開催
第2回札響くらぶコンサート
 1998年(平成10年)4月に第1回が開催されてから第7回(2004年)まで毎年開催されてきましたが、札響の経営危機で中断を余儀なくされ、第8回は2009年(平成21年)に、第9回は2011年(平成23年)に開催されてからは、現在まで第10回以降の開催を中断しています。

札響楽譜支援事業
左:楽譜支援金贈呈、中:支援金目録、右:贈呈の模様が道新で報道
 2006年(平成18年)に札響くらぶが10周年を迎えるにあたり、新たな支援事業を札幌交響楽団ともに検討した結果、楽譜に支援をとの声により「楽譜支援事業」として始まり、支援金の財源は年会費からの部分のほか、任意の楽譜支援金が原資としてなっており、毎年50万円を目安に寄贈しています。毎年3月の年度末には楽譜支援金による楽譜購入の内訳が札幌交響楽団から提出されています。

交流会・クリスマスパーティーの開催
    左:kitaraでのXmasパーティー
    右:大平まゆみさんさっぽろ芸術賞受賞記念パーティー
 札響くらぶの総会、札幌交響楽団の定期演奏会や札響くらぶコンサートなどの開催に合わせて、会員や楽員が集まりやすい時機に年2回程度開催していましたが、現在は札響くらぶサロンの交流パーティーに統合して、12月にはクリスマス交流パーティー、1月にはニューイヤー交流パーティーなど時期に合わせて開催しています。

札響東京公演鑑賞ツアーの企画・催行
札響東京公演鑑賞ツアーに参加したスタッフ等
 札幌交響楽団の東京公演に合わせて毎年2月頃、鑑賞ツアーを企画し、会員に連絡して参加を募って催行しています。ツアーは美術館巡りや東京都内の観光、都響倶楽部との交流会などを組み合わせて行っています。

札響楽員が出演、札響くらぶ会員が主催する演奏会への名義後援
 札幌交響楽団楽員が出演する演奏会やあるいは札響くらぶ会員が主催する演奏会について、札響くらぶの設立趣旨にのっとり、申請をいただいた名義後援について、その都度承諾していました。
これからも音楽文化の普及を進めることを目標に、名義後援を承諾していきますが、この手続きをルール化し「札響くらぶ名義後援取扱要領」を定めました。
つきましては、今後の名義後援はこの要領に基づき手続きをしてまいりますので、ご承知くださいますようお願いいたします。
申請書の作成は、次の手順のとおりです。
 1.メニューの「会則・諸規定・役員」を選択
 2.Indexの「札響くらぶ名後援取扱要領」を選択
 3.同要領の「3 申請」の「別紙1」をクリック
 4.別紙1の「(Word書式データへ)」をクリック
 5.ファイルのダウンロードをクリック(表示されない場合あり、そのときは次の6に進む)
 6.ダウンロードの「開く」をクリック
 7.Wordの「名義後援申請書」が開き、必要事項を入力
 8.メールの添付ファイルで札響くらぶ事務局高木あて送信

札響楽員が出演、札響くらぶ会員が主催する演奏会のPRや支援
 札幌交響楽団楽員が出演する演奏会やあるいは札響くらぶ会員が主催する演奏会について、札響くらぶホームページのコンサート情報に掲載し、フライヤー(チラシ)を会報に同封するなど、PRの支援をし、要請があれば札響くらぶが名義後援を行っています。会報には、札幌交響楽団や楽員、会員の演奏会のフライヤー(チラシ)の同送の依頼があれば随時行っています。
 また、支援ではありませんが、退団される楽員さんに「ありがとう!」の感謝と応援のメッセージを込めて花束を贈呈し、弔事には弔電をお送りして弔意を表しています。

札響くらぶ会員拡大や札響定期会員、維持会員の拡大などの支援
 札響くらぶは1996年(平成8年)8月に誕生しました。札響を愛するファンが結集して、札響の演奏を楽しむだけではなく、様々な角度から札響を支援し、札響がより素晴らしいオーケストラに育つようファンの立場でできうることを見極め、実行しようという意気込みを持っての出発で、現在に至ってきております。
 既存会員には札幌交響楽団から依頼があったときなど随時、新規入会者には必ず札幌交響楽団定期会員と維持会員(パトロネージュ)の案内をし、希望者は札響に紹介して説明を行ってもらっているほか、知人・友人などの知り合いに案内、または紹介などを受けて入会をすすめ、札幌交響楽団に引き継いでいます。