札幌市内中学校札響定期演奏会招待事業
 この事業は、2011年(平成23年)11月に開催した第9回札響くらぶコンサートに財団法人札幌市職員福厚生会から協賛いただき、それを原資に札幌市内の中高生や留学生を招待したことが契機となり、福利厚生会が社会貢献活動を模索していたなかで生まれたもので、翌2012年(平成24年)度から協賛いただき、音楽活動に携わる中学生に限定して札幌交響楽団の定期演奏会に招待し、第2ファーストコンサートとしての位置づけを目指して「札幌市内中学生札響定期演奏会招待事業」として実施することになり、今年度(2020年(令和2年))で9年目を迎えました。
 今年度は、新型コロナウィルス感染症の影響で、まだ、招待を実現できていませんが、この10月から実施できるようになりました。2019年度末で招待した中学校の数、生徒・引率の数の通算数は、115校3,820名となりました。今では学校、生徒たちからも楽しみにしている、との声をいただいています。


JOFC総会の主催、総会等参加ツアーの企画・催行
中島スポーツセンターで開催した平成27年度総会
 日本プロオーケストラファンクラブ協議会(JOFC)は、札響くらぶが2005年(平成17年)8月に山形市にて提唱し、2006年(平成18年)8月に札幌で設立総会を開催して設立され、総会は会員クラブの持ち回りで開催し、問題点や先進事例を話し合ったり、各地方オーケストラの演奏を楽しみにしたり、各地方オーケストラの演奏を楽しみにしたり、問題点や先進事例を話し合ったり、地方オーケストラの発展に寄与しています。
 第1回総会は2007年(平成19年)9月に仙台市で開催され、札響くらぶは毎年総会に参加するツアーを企画・参加していてます。
 現在の会員クラブは、札響くらぶ、仙台フィルハーモニークラブ、山響ファンクラブ、群響ファンズ(群響を応援する県民の会)、石川県立音楽堂楽友会、名フィル・ファンクラブ、広響フレンズ、九響倶楽部の8団体に、オブザーバーとして都響倶楽部、NPO法人オーケストラ創造(熊本市)の2団体を加え、10団体となっています。

札響くらぶコンサートの開催
第2回札響くらぶコンサート
 1998年(平成10年)4月に第1回が開催されてから第7回(2004年)まで毎年開催されてきましたが、札響の経営危機で中断を余儀なくされ、第8回は2009年(平成21年)に、第9回は2011年(平成23年)に開催されてからは、現在まで第10回以降の開催を中断しています。

札響楽譜支援事業
左:楽譜支援金贈呈、中:支援金目録、右:贈呈の模様が道新で報道
 2006年(平成18年)に札響くらぶが10周年を迎えるにあたり、新たな支援事業を札幌交響楽団ともに検討した結果、楽譜に支援をとの声により「楽譜支援事業」として始まり、支援金の財源は年会費からの部分のほか、任意の楽譜支援金が原資としてなっており、毎年50万円を目安に寄贈しています。毎年3月の年度末には楽譜支援金による楽譜購入の内訳が札幌交響楽団から提出されています。